3/26 高野文子展 愛知川図書館

................................................................................................................滋賀県の愛知川図書館10周年イベントとして開催されている高野文子（漫画家）の『しきぶとんさん　かけぶとんさん　まくらさん』の絵本原画展に行ってきました。そもそも私は高野文子の漫画自体あまり読んだ事がなく名前だけ知っている．．．くらいの認知度だったのですが、漫画研究家の友人に高野文子すごく！すごーくいいよ！！と教えてもらい、一緒に連れて行ってもらいました。現地までは、乗り継ぎに間違って反対方面行きの電車に乗ってしまい、途中で気づき降りた所は係員もいない屋根だけがある、寒風吹きすさぶ無人駅のホーム。運良く8分だけの待ち時間で戻りの電車に乗ったものの、途中からは電車のワイパーも負けそうなくらいの吹雪になり、真冬のお天気を想像して出かけて来たものの、まさかの雪と寒さは想定外でした。でもそれはそれ、雪が降る中を透明のビニール傘に積もる雪を眺めながらの図書館までの道のりは結構楽しいものでした。さて高野文子の『しきぶとんさん　かけぶとんさん　まくらさん』は福音館書店の月刊『こどものとも年少版』2010年2月号として出版された絵本です。物語は歌を歌うように進んでいきます。私は『まかせろ　まかせろ　おれにまかせろ．．．』とふとんさんやまくらさんの答えるところが大すきです。ここのくだりでははふとんさんやまくらさんの大きな愛情にしっかりと守られて、暗い闇夜も恐れずにぐっすりと眠れる気分になってしまいます。原画も無駄な線がないのにほのぼのとして、見る人の心もまーるく穏やかにしてくれるような、描き手のやさしさが伝わってくる絵でした。ぜひぜひこの絵本、子供はもちろん大人にも読んで欲しい絵本です。欲しい人は今は店頭にはないので書店または福音館書店に直接注文すれば購入できるそうです。
http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=20903

そして、わざわざ行ったもう一つの理由はこの愛知川図書館です。
http://www.gaido.jp/suteki/suteki.php?ID=225
ここは『Library of the　year2007』の大賞をとった図書館です。その事も楽しみに訪ねた図書館は、思っていた以上に細やかな配慮や工夫の行き届いた、想像力が膨らむ図書館でした。環境は人を作ると言う言葉通り。こんな環境で育った子供達はモノを大事にして気持ちのやさしい大人に成長するんだろうなと思いました。

そして、この図書館のサイトを見ていて．．発見！！、全国に広がる愛知川図書館の取り組み方．．．森山町立図書館（現在は諫早市立森山図書館）開館前の．．．．！？うん？この建物には見覚えが！！なんと実家の二つ隣の町にある図書館でした。そういえば同級生の子が言ってました！姉も言ってました。森山図書館はいい図書館でわざわざ市外の人も来るんだって。前を車で通るたび行ってみようと思いながらなかなか行けずにいたのですが．．．．
こんなにいい図書館だったんですか。
という事は諫早の未来も明るいって事ですね。
http://20flight.blog3.fc2.com/blog-entry-13.html
http://www.bon-arch.jp/index/other/framemoriyama.html